マニュアル 半自動プラント落差補正

水計量の落差補正

落差補正とは…?計量装置が、特定の量を検知して材料投入用の機器(水中ポンプやサイロなど)を制御する際に、停止信号を発信してから実際に投入が停止するまでの時間差が「落差」として多く投入されます。

例えば、水中ポンプを電気的に停止しても、ポンプの羽が停止するまで水が流れてしまう状態のことを言います。

したがって、所定の投入量になるよう、落差分をマイナス補正する必要があるわけです。

半自動プラントプリセットカウンター
[プリセットカウンター]

操作盤全面また内部に設置しています。

落差補正の方法 例として50ℓで設定しています。

半自動プラントプリセットカウンター操作画面1

1. 落差の確認を行うプリセットカウンターの設定ボタンで「0050」(50リットル)にセットする。

2. 操作盤前面の「自動 手動」のセレクトスイッチを「自動」にセットする。

3. 操作盤前面の「給水ポンプ」の起動ボタンを押し、給水を開始する。 

半自動プラントプリセットカウンター操作画面2

4. ポンプが自動停止し、カウンターが止まったら表示してある数値を確認する。

5. 表示された数値と先に設定した数値の差が「落差」になります。例として表示が「0063」となったので63-50=13 落差13リットルとなります。

実数ー設定数=落差

半自動プラントプリセットカウンター操作画面3

6. 落差補正を行います。13の落差があるので設定値をプリセットボタンのマイナス側を押して「0037」と設定します。

7. 再度、給水ボタンを起動させ実数が合うか確認します。

半自動プラントプリセットカウンター操作画面5

8. 希望する実数にならない場合は、プラス・マイナスで微調整をしてください。(一桁単位)

9. 希望の実数になれば落差補正は完了です。

ここに記されていない件は「お問い合わせ」ページ、またはお電話にてご連絡ください。